基礎知識 ペット保険

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人間と同様ペットも高齢化が進んでおり、白内障や痴呆、心臓疾患、ガンなどの重い病気にかかるペットが増えています。その反面、ペットの医療費には基準がなく、人間のような医療保険制度もないので、手術や長期の治療で医療費が高額になるケースも多いのが現状。また、病気以外にも咬傷事故などが起こった場合、飼い主の責任は想像以上に大きいものです。そういった、大切な家族の一員であるペットの病気や急な事故の時の出費に備え、サポートしてくれるのがペット保険です。
ペット保険の内容

主なペット保険の保障内容は、ケガや病気で動物病院へ行った場合にかかる通院・入院・手術費用の一部割引の割引型と、後日一部費用が戻ってくる給付型の2種類があります。どちらも飼い主の負担を軽減し、ペットが安心して治療を受けることのできるサービスです。

その他にもペットが癌と診断されたら給付金が支給されたり、死亡時に見舞金が出る生命保険としての役割を持った商品や、第三者に噛み付いてケガをさせた場合に補償金(見舞金)が支払われる障害保険としてのサービスがついている商品もあります。

保険料は月額2000〜5000円程度(別途入会金が必要の場合あり)です。

※保険取扱い業者によって保障内容・料金は異なります。

加入できる動物・年齢

保険に加入できる動物の大半は犬・猫となってます。

広範囲にあつかっているペット保険でもウサギ・フェレット・モルモットなど一部の小動物や鳥類(猛禽類を除く)・爬虫類(国内において正式に輸入・飼育許可されているもの)に限定されている保険が多いのが現状。

加入可能年齢も種類によって異なり、年齢によって掛け金も変わってきます。主に生後120日から加入でき、上限は団体やコースによって様々ですが、上限が無いものもあります。また、年齢が高い場合は健康診断書が必要な場合もあります。

さらに、犬は小型犬・中型犬・大型犬・超大型犬によって加入可能年齢・料金が異なります。

ペット保険の一般的な加入条件

入会を希望する保険会社の会員であること。
契約者もしくはその家族が飼育するペットであること。
生後120日以上の新生児であること

(年齢制限は各保険会社、コースなどによって異なる。)
保険加入時に健康体であること。
(治療中のペットでも条件によって加入できるところもある)
犬・猫は申し込み日の1年前までにワクチン接種をしていること。
(犬は狂犬病+5種以上の混合ワクチン/猫は3種以上の混合ワクチン)

過去半年以内に特定疾病に罹患していないこと。
(特定疾病とは心不全、腎不全、糖尿病、フィラリア症、悪性腫瘍、重度の外耳炎、猫エイズウイルス感染症、猫白血球ウイルス感染症、神経疾患、ヘモパルトネラ症、バべシア症などを指す)
先天性・遺伝性の傷病・疾患がないこと。
介護・介助以外の業務に従事する動物ではないこと。

(販売用や業務用《興行用、賭用、闘争用、狩猟用》は不可)

ペット保険とトラブル

日本には、ペット保険の運営団体が30社近くあるといわれています。ペット保険のニーズが高まり、過去に悪質な業者が現れ入会金を払った後連絡が取れなくなった、還付請求をしても入金がない、加入時の説明と実際の保障内容が違うなどの被害が増加したのも事実です。

ペット保険には監督官庁が存在せず、事業免許の取得も必要なく誰でも保険会社を始めることができました。中には、実際に活動しているかどうかわからない業者もあり、どのペット保険を選んでも大丈夫という状態ではありませんでした。

現在は、2006年に保険業法が改訂され、悪質業者も姿をみせなくなったが、加入する前に必ず資料請求をし、全てを読んだ上で信頼できるかどうかを判断して下さい。そして何より、飼育者自身がペットを病気にさせないように注意することが大切です。

ペット保険を選ぶポイント

どの動物病院にも対応しているか
本当に必要な部分に手厚い保障か
免責事項・保険適用期間は慎重にチェック
相談受付体制が整っているか
掛け金の設定内容の確認
(種別、大きさ、年齢、居住地で異なる掛け金設定もある)
保障内容の確認(入院、通院、手術、ガン、死亡、賠償責任までカバーしてくれるか)
新規加入できる年齢・ペットの種類
再保険を掛けているか
(自社の「保険」に保険をかけて信頼性を保障するもの)
補償金額は何%になるか
掛け捨てかどうか
優待制度があるか
(健康割引・無事故割引などのサービス)
ペット保険の加入者の数(加入者の人数が少ない場合は要注意)