Vol.4 うさこくん ミニうさぎ・大阪市在住・オス・7歳
飼い主/田村今日子さん(仮名)・専門職
第1次接近遭遇にてピョンピョン一目惚れ!
美男子な彼?との奇妙なルーム・シェア生活

幼少の頃、体長60cmになるジャイアントウサギに一目惚れした田村さん。それを飼うのを夢見た日々はいつしか遠い記憶として、頭の隅にしまいこまれていた。しかし7年前に運命的な出会いを果たし、その記憶の引き出しは開けられる事になるのだ…。

「暇潰しに立ち寄ったペットショップで偶然この仔を見つけたんです。その時、店員さんが私にうさこを持たせてくれたんよ。凄く元気でイキが良かった。もう即決でその場でスグ購入しちゃいました」

こうして若かりし彼女と愛すべき
うさことの共同生活は始まったのだ。

「当時は20cmくらいの大きさで、可愛くて
仕方がなかった。もちろん今もね(笑)。
当然生活はうさこ中心になりましたよ。
餌やお水をあげなくちゃいけないから、
少しでも早く家に帰るように心掛けてるし、毎日必ず家に帰るようになった。
夏は熱中症にならないように、いつでも
27℃の常温にエアコンをセット。 お陰で夏の電気代が高くて大変です(苦笑)」

その甲斐あってか、うさこくんは現在では
体長約30cm、体重約1.5kgとスクスク育ち、
珍しさもあってか、散歩に行けば注目のマトになるほどの美男子くんに成長したのだ。

 

ペットとして以前よりポピュラーになりつつあるウサギ。飼うことの難しさやコツなどはあるのだろうか?

「どうなんだろう?犬や猫と大きな差は無いと思うんですけど…。なるべく淋しくさせないで遊んであげる!あと好きな餌をあげたりね。
結局は一緒なんですよ。

でもうさこがここまで育つのは大変だった。
自分のオシッコが身体にかかって皮膚病になったり、冷蔵庫のコードを咬み契ったり。ホント、
感電死せずにほっとしましたよ。
そういえば以前住んでいた土壁の部屋で、うさこが掘って壁に穴をあけたこともあったなぁ。

それにうさこは食べ物の好き嫌いが多くて。
ラビットフードの中の草味のものは嫌いみたいで
そればっかり残すんですよ。
でもね、お腹が減ると檻のゲージから顔を強引にムニュっと出しておねだりしてくる。
その姿がもうとっても可愛い」

気を遣うのは餌だけではない。ストレスが溜まらないように、散歩も毎日の日課、大切な運動なのだ。

「散歩は毎日30分くらい。大体自宅敷地内の庭がほとんどですね。今日みたいに公園は久し振りですよ。何故公園に余り来ないのかというと、犬がやってくると、怖いからか物凄いスピードで逃げ出すんよね。首輪に紐があってもメッチャ早い!追い付けないくらいですよ。脱兎の如くとはまさにあのことです。ビックリした!」

 
そんな犬が苦手な臆病者のうさこくん。でも毎日仕事で忙しい日々を送る田村さんを癒し続ける、生きる原動力になっている。

「私がくつろいでいると足にまとわりついて、カリカリ引っ掻いたり、ハードルみたいに私の足をぴょんぴょんジャンプしたりするんです。
でも一番可愛い仕草はグルーミングや自分の耳をカリカリ掻いてる時!もうそれを見るだけで全てが許されちゃう。癒されるねぇ…」

ピョンピョン散歩する姿に、我々も完全にノックアウト状態。その愛くるしさは、もはや瞬殺と言っていいほどだ。

「いつか別れがくることは分かっているんです。でも今の私にはうさこが必要なの。もしうさこが死んだら生きていけないし、きっと家に帰らなくなるんじゃないかと思う。淋しいから私を独

りにしないで、長生きしなさい!分かった?」

そう言って、うさこのお尻をポンっと叩いた彼女の瞳は慈愛に満ち溢れていた。これからもうさこくんは、彼氏以上のかけがえのない存在として、田村さんを見守ってくれることだろう。